食あたり 時間について
生体内毒素型による食あたりの主な症状と発症までの時間
食あたりになった場合、潜伏期間は原因の細菌や食品を食べた量によって異なります。感染型(生体内毒素型)による食あたりの主な症状と潜伏期間を細菌別に紹介します。
・「腸管出血性大腸菌(O157)」は主な症状は嘔吐、腹痛、出血を伴う下痢です。
まれに38度以上の高熱が出ることもあります。
潜伏期間は3~9日です。
・「セレウス菌(下痢型)」は主な症状は腹痛、水様性の下痢、脱力感、呼吸困難です。
嘔吐はめったに見られません。
潜伏期間は6~16時間です。
・「ウェルシュ菌」は主な症状は腹部が張った感じになり、腹痛や下痢が起こります。
分泌障害やしゃべりづらい、ものが二重に見えるなどの症状が出ることもあります。
潜伏期間は6~15時間です。
食あたりが疑われる場合は必ず病院で診察を受けることが基本です。
特に生体内毒素型の場合は早急な治療が必要なケースがあるので、出血を伴う下痢や、呼吸困難などが起きたら早急に病院に行くことが重要です。